信金さんの紹介で地域で活動されている企業様と情報交換をしました。
明確なテーマは無かったのでよくある定番の課題をサンプルとして共有しました。特段、営業活動をしているわけではないので、経験則から市場ニーズを想定し、その対策の例を紹介していきました。
案の定というか、普遍的な視点というのでしょうか。まさに、「ISOは金食い虫のお荷物」という認識でした。この意見は、認証を返却したところや、取引条件でしぶしぶ維持している組織に多い意見です。認証審査においても露骨に迷惑そうにふるまうクライアント様も若干いらっしゃいます。
これは、仕方のないことなので、正しい情報を伝えて使いこなせるように水を向けていくしかないのです。
諸先輩方が30年かけて食い荒らしてしまった後始末つのようなものですね。
これは、法定講習でも同様な反応があります。突然、法律で規制されて、コストと時間を搾取されてつまらない話を聞かされる。そうすると誰でも不機嫌になってしまいます。免許の書き換えなんかもそれだと思います。
医療機器の取り扱い業者向けの法定講習が、まだ対面形式だったころの話ですが。あからさまに「聞いていません」の態度をとる方がいらっしゃった場合、逆にファイトがわいてきます。長い講習だと6時間程あるので、中盤ころから「聞いていません」の態度をとる方が、メモしだしたときは良い講習ができたんだろうなと感じていました。逆に最後まで態度を貫かれてしまうと、拍手をいただいても達成感はイマイチでした。
講習会もISOも最低ラインをどれだけ引き上げられるかです。
演者の自己満足は相手に伝わるので、自分自身で気分よくしゃべってしまっているな。と感じたときはクールダウンするようにしています。だいたい演説になるとしらけるので、相手が知りたいであろう内容に軌道修正します。
これらの行為全体がISOの考え方を取り入れたプロセスになります。
共有した資料は以下のものです。
アジェンダというやつです。
ISOの要素を取り出すとこのような形になります。ISOシリーズは「リスクベースのプロセスアプローチ」が骨子にあるので、次のスライドで、分析のポイントへ進みます。
徹底的に客観性が重視されるので、どれだけ主観や希望的観測など甘い考えを排除できるかがポイントです。多くの場合は、過去の成功体験から、そのプロセスをトレースしようとしますが、様々な状況が変わっているのでマーケティングをしないと自殺行為になってしまいます。
成功からは何も学ぶことはなく、失敗やリスクマネジメントからしか改善は生まれません。
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